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since 2005
~performer chesnuts~
脚本・演出 栗林和史より
『はねっかえり』はいわゆる民話形式をとった「母子もの」です。
日本での両親と離れて暮らしている子ども(18歳以下)の割合は11.8%です。
(平成16年厚生労働省調べ)
つまり少なくとも10人に1人は何らかの事情で親と離れて暮らしていることになります。
親ならば誰しも我が子のことを想い続けているはずです。
子どもたちが不安なとき。苦しんでいるとき。
あなたのことをおもってくれている人は必ずどこかにいます。
だから心配しないで。
そんな気持ちで作ったお芝居です。
このお芝居では母親と主人公「ラヴィ」は離れて暮らしています。
ラヴィは幼いころに母親は亡くなったと聞かされています。
ですが、母親は実はとても近くにいます。
でも決して名乗り出られないある事情があります。
そんなある日、我が娘が目の前に現れ母親がいない寂しさを口にします。
思わず母親は娘に名乗り出そうになりますが、ぐっとこらえます。
娘は母親の元へ、そうとは知らず通い続けます。
ある日ついに母親はこらえ切れなくなって娘の名を呼びかけます。
その行動は決して許されないこと、もう二度と話せなくなることと知りつつ。
どうしても知っておいて欲しい、母はあなたのことを想い続けているのだと。
このお芝居はすべての子どもに送る、子を持つものからのメッセージです。
『あなたのことをいつもおもってる』
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