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since 2005

~performer chesnuts~

劇作 栗八(くりえいと)より
昨今、子どもを取り巻く環境は、かつての日々から大きく変化しています。
『はねっかえり』はいわゆる民話形式をとった「母子もの」です。
親ならば誰しも我が子のことをおもいます。
子どもたちが不安なとき、苦しんでいるとき、
あなたのことをおもってくれている人は必ずどこかにいます。
だから心配しないで。
そんな気持ちで作ったお芝居です。
このお芝居では母親と主人公「ラヴィ」は離れて暮らしています。
ラヴィは幼いころに母親は亡くなったと聞かされています。
ですが、母親は実はとても近くにいます。
でも決して名乗り出られないある事情があります。
そんなある日、我が娘が目の前に現れ母親がいない寂しさを口にします。
思わず母親は娘に名乗り出そうになりますが、ぐっとこらえます。
娘は母親の元へ、そうとは知らず通い続けます。
ある日ついに母親はこらえ切れなくなって娘の名を呼びかけます。
その行動は決して許されないこと、もう二度と話せなくなることと知りつつ。
どうしても知っておいて欲しい、母はあなたのことをおもい続けているのだと。
このお芝居はすべての子どもに送る、子を持つものからのメッセージです。
『あなたのことをいつもおもってる』
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